その2/サスの分解整備&清掃

masa氏に譲っていただいたFフォークは色違いでした。
塗装するのに分解が必要ですが、ついでにO/Hしてしまいましょう。

整備書無いけど多分できるでしょう(笑)
それに、こんな事までレポする人もあんまり見かけませんし・・・

これがmasa氏に譲っていただいたフォークです。

masa氏はアンチリフトのフォークに換装されたので、
これは私が有効活用させていただきます(笑)

傷・サビは多少ありますが、まあまあ綺麗な状態です。
ホコリが乗っているので汚く見えますが・・・
掃除は塗装の際にすればよいので、とりあえず外せる部品
は全部外してそちらを整備・清掃しましょう。
ステムナット関連は仮止めしてあるだけでしたから、
チャッチャッと外してショックの分解にはいります。

まずは写真のボルトを外して支点をフリーにします。
写真手前側にはニップル(グリスを注入する場所)が付いて
いますが、別段特別なことをせずともはずれます。


フォーク内部はグリス等の汚れで一杯でした・・・
次はサス上部の取り付けボルトを外します。

写真のボルトがそうです。
これも躊躇無く外してしまっても問題ありません。

・・・・・が、
上部のカラー(サスのブッシュの中のパイプ)がフォークに
引っかかって、なかなか取れない・・・
ドライバーで横にずらしてゴムハンマーでアームを叩いて、
なんとか取り外すことが出来ました。



ホントに付けられるんかなぁ(笑)
で、外した状態です。

グリスアップをちゃんとしてあったみたいで、
かなりグリスが染み出しています。


こういう写真は撮っておいた方がよいですね。
組み立て時、方向等が解らなくなったときに便利です。
・・・整備書があればいらないけどね(笑)
早速分解開始。

センターのナットを緩めます。
相手のボルトは押さえていなくても大丈夫です。
このナットは相手のボルトのロック用みたいなモンですから。
で、反対向けるとプラスネジになっていたりします。

簡単に緩みましたが、古い車体の場合はサビ等で固着
している場合がありますので気をつけてください。
ほい、分解完了(笑)

簡単にグリス等の汚れを拭き取っておきましょう。
で、フタが両面で4ヶ所付いていますが、
センター部のモノは被せてあるだけなのですぐ外れますが、
支点部はカシメがしてあり、簡単には外せません。

マイナスドライバーでコジると外せますが、
自信のない方は止めておきましょう・・・


組み立て時はカシメを少し戻して、プライヤー等で挟んで
再装着しました。
要は外れなければ良いので。
これが部品構成です。

フタを開けるとフェルトのOリングが入っていますので、
傷つけないように注意してください。

軸にはカラーが入っています。
サイズがあるので間違って入れる事は無いと思います。


洗浄してグリスを塗って組み立てましょう。


洗浄する際は、フェルトOリングを洗浄液等に長時間
浸さないようにして下さい。
場合によってはフヤけて伸びてしまうことがあります。
組み付けはは楽しいなぁ♪

使用するグリスは耐水性があり、粘度がある程度確保されて
いれば何でも良いと思います。


私はワコーの「ウレアグリス」を使用しました。
高いグリスですが、汎用グリスとしては高性能です♪

グリスガン用のジャバラに入っていましたので、
容器に移し替えて使っています。
これで作業終了♪

ずいぶん綺麗になりました。<左は作業前です
さて、もう一本やるかな。



ちなみに、分解開始から約1,5時間で2本完成しました。
なれている人なら30〜40分の作業でしょう。

ジャリジャリしていた動きがスムーズになりました。
これがどの程度走りに影響するかは不明ですが、
悪いことは無いでしょう・・・・多分(笑)

あんまり変わらなくても綺麗になったから良しですよ。

その1へ
その3へ