AZ−1(2号機)のサビ取り(その1)

2号機導入するにあたり、リセット作業としてサビ取りをする事にしました。
この2号機の制作者のkaede氏が、
ベース車両「20万km君(笑)」の不具合点を修理&改修した部分は問題ないとして、
これからそれ以外の手の入っていない部分の補修をする事になります。

その手始めに定番作業「ボディのサビ取り」となったワケです。

・・・・実はkaede氏に何度か修理依頼するたびに色々と補修もして頂いたりしてますがw


まずはドアから。

このドアの本体は1号車からの移植なので、
一度サビ取りはしてありますが、
今回は左ドアも施工するのでついでに施工します。
ドアのフチにある袋ナットを外せばドアパネルは簡単に外れます。

無くさないようにパーツ皿とかに集めておきましょう。
もっともホームセンターにでも売ってますけどねw
これが中身です。
セキュリティの関係でモザイクかけてますけどね。

左右とも同じ作業をします。
このスプリングに気をつけてくださいね。

これがサビて折損したりするとドアが開かなくなる事があります。
その場合はドアパネルに穴を開けるか、
内側の内装を剥がしてドアに見当で穴を開ける事になります。

ドア本体の既存の穴から金属棒で上手く突くと開ける事ができるそうですが、
試した事が無いので判りませんw

とりあえず心配なら新品に交換しましょう。
この部分、クラックが入りやすいみたいです。

下の欄の部分を見ればどこか判ると思いますが、
ドアの補強ステーの取り付け部分に近いのが原因でしょう。

ヤバくなったら溶接補修する事にしますが、
今回はサビチェンジャーとシャシーブラックで補修しておきます。
ドアの中身に防錆用のシャシーブラックを吹いておきます。
吹くとマズそうな部分はマスキングか、
避けて吹いたほうが良いと思われます。

終わったら各部にグリスアップでもしておきましょう。
クラックが入ってる部分を外側から見てみました。

・・・穴までは開いてなかったみたいですw

スプレーで吹いておきました♪
ドアパネルの取り付けボルトが、
2カ所ほどクラックが入っていたので、
ボンドで強化しておきました。

セメダイン社の「スーパーX」というヤツです。
固形化するとスゲー頑丈になるので良いですね。
多少の柔軟性もあるので樹脂クラック相手ならコレで良いと思います。

これでダメならちゃんとした樹脂で固めよっとwww
ドアを先に終わらせたので次は本体に取りかかります。
ドアさえ終わっておけば作業途中でも戸締まりできますからね。

とりあえずジャッキアップしてウマ架けします。
余談ですがウチの駐車場は傾斜が強めなので、
ジャッキアップの順番を間違えると危険ですwww

上げる前にホイールナットを緩めておきましょう。
上げてからだと誰かにブレーキを踏んでもらわないと、
インパクトレンチでも使わなければ取れなくなっちゃいますからね。

外したホイールはサイドシルの下にでも置いておくと、
万が一ウマが外れたときにガードをしてくれるので安心です。

・・・作業の邪魔なので私はやってませんがw
ちなみにウマの掛け所は色々と言われてますが、
私の掛け所は・・・

リヤはこの場所。
スタビの隣に「ココにドゾー♪」ってな感じで設置してある台座です。
滑らないように気をつけて乗せてます。
フロントは足回りが付いているフレーム部分の、
ちょうど2重になってるあたりが頑丈で良い感じです。

作業するにも邪魔にならないし、良い感じでした。
ここなら足回りもバラせますしね・・・私はやりませんがw


ちなみにサイドシルにウマ架けると高確率で曲がりますが、
たぶん車屋さんはリフトで上げるときにサイドシルを使うと思われますので、
サイドシルでウマ架けても・・・まあエエんでしょうけどねw

作業される方、くれぐれも注意して作業してくださいね。
ちなみにリヤにジャッキ(フロアジャッキ)を架けるポイントは、
マフラー横にあるこのボルトが良いです。

私が使っているフロアジャッキに円柱状のゴムが付いているので、
それを装着するとジャストフィットして上げやすかったです。

フロントは牽引フックを架けるところでOKだと思います。
片側で上げる事になりますが、軽いので意外と両方とも持ち上がります。



・・・ウマ架けるなら結局は両側を使う事になりますがw
さて、バラしを始めます。

まずはバンパーから。
2号機はMSレプリカバンパーが付いてますので簡単に取り外しが出来ましたが、
ノーマルや他のバンパーだと判りません・・・
1号車の時に経験しておけば良かったなぁ。

これだけでもかなりバラしてる気分になりますねw

ウインカー等の配線も忘れずに外しておかないと、
バンパー引っ張って落としたり断線したりしますので気をつけてね。
ボンネットを外します。

ホントは二人で作業したほうが良いのですが、
私は一人で外しましたよ・・・怖かったw

FRPは角とかが割れやすいので気をつけてね。

外したボンネットは傷つかないように布等を敷いた所に平置きすると良いでしょう。
立てかけると傷とか割れとかが怖いですから。

立てかけるなら、床面にガッチリ緩衝材を敷きましょう。
次はフェンダーを外します。

まず、サイドマーカー(ウインカー)を外しますが、
これはハマッてるだけでマイナスドライバー等でコジれば外れます。
その際にフェンダーに傷が付かないよう、
ドライバーにウエス等を巻いてカバーした方が良いと思います。

あとは取り付けボルトを外すのですが、
サイドスカートとの境目にある黒い帯に隠れているボルトを忘れずに外しましょう。
この帯は引っ張れば取れますが、たいていの場合は固定用の爪が折れますので、
時と場合によっては両面テープで再固定する事になります。
気になる人は交換用に部品を確保するか、
取り外す時に注意するしかないでしょう。

ちなみに私は2本折れましたが、固定には支障無かったので助かりましたw
こうなるとかなり本格的にバラバラ感が出てきましたw

外せるモノは全て外したほうが良いでしょう。
再組み立ての時に忘れないようにデジカメ等で記録しておくと便利です。

私の場合はこのHPにレポをUPするのに役立ちましたw
ラジエターの上蓋やヘッドライト、ワイパーモーターのカバー等をはずしました。

ライトは調整ネジの部分から外れます。
調整を触らないようにライト本体を回転させれば簡単に外れます。

この辺りも塗るならマスキングも考えてバラさないと後々メンド臭いです。
ここがワイパーユニットが収まっている場所です。

ここも結構ホコリが溜まっているので掃除もしておきましょう。



ですがそれよりも肝心なのが・・・・
ワイパーモーターの横にあるこの穴、
これは外気導入口なんですが・・・・
助手席の雨漏りはココからの進入が多い部分なんですよね。

なので、アクリル板やシリコンコーキングなどで、
垂れてくる水が逸れるように屋根を作っておくのが良いでしょう。


・・・2号車は後日kaede氏に施工していただきましたけどねwww
さて、外装部品に話しを戻します。

フェンダー内部にあるゴムのカバーも外してしまいましょう。
このまま塗る人もいらっしゃいますが、
どうせここまでバラしたんですから完璧にいきましょう。

ちなみにこの反りは経年劣化みたいですw

暖かいところにでも置いて伸ばしても良いのですが、
この車体のはホントに伸びてましたwww

ま、付いていれば効果がありますから良いのですけどね。
エンジンフードとリヤの窓枠もごらんの通り外れました。
その際、三角窓のプラカバーを外すのを忘れずにね。

ドアダンパー基部付近のボルトと手前のエンジン側のボルトで外れます。
窓には影響ありませんので安心してパカッといきましょう。

エンジンフードより窓枠の方が軽いので一人でもできます。
リヤバンパー・テールガーニッシュ・リヤフェンダーの順に外していきます。
このあたりはホントにぼるとを外していくだけで簡単に取れます。

テールランプユニットとナンバー灯も忘れずに外しておきましょう。

左側フェンダーのみフューエルリッドのワイヤーが繋がっています。
蓋のストッパー金具と共締めになっていますから、
それを外して抜けば簡単に分解できますので、
忘れずに外していきましょう。

フェンダー内側のゴムシートも外して、
サイドスカートも外せば・・・・
ごらんの通り丸裸♪

近所の人たちの視線が痛いですwww

この状態でマスキングをしていきます。
ちなみにエンジン方向から。

ホントに再組み立てができるのか心配なくらいバラバラですw

この個体は後部のサビも少なくて楽でしたが、
このリヤパネルはサビが多い部分でもありますから、
サビが多い個体はサビ落としをしっかりしておきましょう。

リヤバンパーのネット部分から見える黒々としたボディは、
やっぱり気持ちが良いもんですしね。
外したボディパーツ。
意外と多いのでビックリします。

コレを見ると「1/1スケールのプラモデル」と言われるのが判りますw

ちなみにコレ、二日がかりの作業なので和室に収納しておきました。
嫁にスゲー嫌な顔されましたので妻帯者の方は賄賂の用意も必要ですねwww

後半へ続く・・・・